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投票結果 コミュニティ総合カウンセリング協会
業種 コミュニティ総合カウンセリング協会
店舗情報 コミュニティ総合カウンセリング協会
- コミュニティ総合カウンセリング協会
- 06-4862-4141 [電話をかける]
- 〒532-0011
大阪府大阪市淀川区西中島4丁目5−22−405 [地図ページへ]
オオサカフ オオサカシヨドガワク ニシナカジマ 4チョウメ -
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- 駐車場:
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営業時間:平日:10:00〜18:00 土曜日:10:00〜17:00
※営業時間や定休日は変わる可能性があります。
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最寄駅 コミュニティ総合カウンセリング協会
- 最寄駅:西中島南方駅(距離 約0.22km)
紹介文 コミュニティ総合カウンセリング協会
サインを捉えるときの注意点
以下のようなことに注意して対応しましょう。一番大切なことは慌てないことです。落ちついて対応してください。
(1)観察する
サインとして表れたものが身体の調子が悪いのか、一時的なものかどうか、一日中だけか、数日間続いているのか、様子を見ましょう。
(2)全体的包括的に見る
表れているサインだけに注目するのでなく、子どもの生活全般について見ましょう。
食欲はどうか、口数はどうか、友人関係に変化はあるかなど、多角的に見ましょう。
(3)他の人の印象を聞く
自分だけの思い過ごしなのか、家族や学校の先生に様子を聞き参考にしましょう。
特に学校では、昼休みや授業と授業の間の休み時間の様子が大切です。
(4)専門家に相談する
自分の中の不安が強い、よくわからないときは専門家に相談しましょう。
子どもに対する自分の不安やとらえ方が整理でき、安心につながります。
※成長の一過程で出てくる場合もあります。神経質になり過ぎないようにしましょう。
子どもへの問いかけの方法
疑問を感じたら一度子どもに聞いてみましょう。そのときの聞き方は、「お母さんには○○(例.食欲が落ちている)のように見えるけど、最近何かあった?」と自分が感じていることとして聞いてみましょう。そのときに子どもがどんな表情で、どんな答え方をしたかもヒントになります。たとえば返事をせず黙ってしまう、あるいは怒りだしたときは、その可能性があります(人は急所をつかれると怒りだす傾向にあります)。
その可能性があると感じた場合は、できるだけ早くカウンセラー、学校の先生などの専門家に相談してください。身体の病気と同じで早く対応することがとても重要です。
カウンセリングの中でのサインの例
最後にカウンセリングの中で出会ったサインの例をご紹介します。箱庭と絵画の例です。
?箱庭で表現した子
・ビル火災の屋上に人形を置く・・・取り残された自分と逃げ場がないことをサインとして表現
・戦争の場面を置く・・・自分の中にある大きな葛藤をサインとして表現
・お墓を置く・・・今の自分から新しい自分に生まれ変わりたいことをサインとして表現
?絵で表現した子
・「先生を画いて」という依頼にゴジラを画いた子・・・先生が
とても怖いことをゴジラというサインで表現する
以上のように子どもたちはいろいろな形で自分の気持ちを表現します。
ウソをつく子 見栄をはる子
「ウソをつく」ことと「見栄をはる」ことはとても関連しています。過度に見えっぱりな子(カッコをつける子)ほどウソをつく傾向にあります。
「見栄をはる」ことはウソにつながる可能性を秘めています。見栄をはる傾向のある子の場合、まず親自身が「見えっぱり」かどうか振り返るのが早道です。
親があまりに「見えっぱり」の場合、それを真似るか逆に嫌う傾向にあります。見栄をはるとき、そのためにがんばるなら、それもいい動機づけになりますが、そうでない場合は見栄をはり続けるために結果的にウソをつくことになります。一度ウソをつくとその段階からウソをつき続けなければいけなくなり、結果的に本人も苦しくなり、最終的にはウソがバレてしまい、ひどい場合には信頼関係が崩れるというマイナスな結果を生みだします。
中にはウソをつくことをやめたいと思っても、「見栄(カッコつけたい)」が邪魔をしてやめられないという悪循環におちいっていく場合もあります。
なぜ見栄をはるのか?
見栄をはる理由はおおよそ下記のようなものが考えられます。
(1)モデルがいる(親が見えっぱりなど)
(2)自信がないけど、それを悟られないようにしたい
(3)気が小さいから大きく見せたい
どう対応したらいいか?
(1)の場合は親が自分の行動をまず振り返りましょう。子どもにやめてほしい場合は、親自身が見栄をはり失敗した経験を話したり、子どもの前では見栄をはることをやめることが効果的です。
(2)、(3)の場合は自尊感情を育てることに取り組んでみましょう。そのためには子どもが何かしたときには必ず出来た事や良かった過程を褒めていきましょう。そうすることで自尊感情が育ち、いい意味で「自分は自分」と思えるようになり、自分が小さいとか大きいとかなどが問題にならなくなります。
どんなときにウソをつくの?
・実行できていないとき(行動しなかったとき)
・自分をよく見せたいとき(カッコつけたいとき)? これが見栄をはるとき
・本人がウソと思っていないとき
・怒られるという不安や恐怖があるとき
・その場から逃れたいとき
・人のために行動したとき
・悪意のあるとき
上記のことがよくみられることだと思います。ただ最初からウソをつこうと思ってついた子はいません。たとえば親から聞かれて返事をしたとき思わず「うん」と答えてしまい、それでその場がしのげてしまったという体験を持ち、「ウソをつくことで困った状況を脱することができた」という成功体験をしたわけです。その後同じように困った状況におちいったとき、過去の成功体験を無意識のうちに思い出して、ウソをついてしまうのです。
どう対応したらいいか?
では、子どもがウソをついたとき、どのように対応したらいいのでしょう。
まずよほど悪質なウソでない限り頭ごなしに怒らないでください。先に頭ごなしに怒られてしまうと、萎縮してそれ以上話せなくなる子が今の時代多いからです(耐えられる強さのある子は逆の順番でもOKです)。ウソをつくには必ず理由があります。その理由を聞いてから怒るのではなく、注意あるいは叱りましょう。
≪対応方法≫
・なぜウソをついたか理由を聞く
・ウソをつくことで手に入れようとしたもの(目的)を聞く
・ウソをつくメリット・デメリットを考えさせる
・注意する、叱る
・親も自分のことを振り返る
〔日常の中で意外に子どもの前でウソを言っている親が多く(例:家では嫌いな人の悪口を言っているのに、外に出ると同じ人のことを賞賛しているなど)、子どもはそれを冷静に見ており矛盾を感じながらも、一番身近な大人である親がしているので、自ずと身につけていきます。〕
子どもがウソをつく外的要因を考える
子どもがウソをつくとき、子どもを取り巻いている環境が影響している場合があります。あまりに子どもがウソをつくようでしたら、一度彼らを取り巻く環境に目を向けてみましょう。
・交友関係
・親としての自分(たち)の言動
・親としての自分(たち)が子どもに期待していること
秘密とウソ
ウソと関係しているものに「秘密」があります。この「秘密をもつ」ことは幼少期、思春期における成長にとても大きな役割を果たします。このウソと秘密を見分ける方法は、当たり前ですが、ウソは話しますけど、秘密は話しません。そして秘密は友だちと共有される場合が多いのが特徴的です。このことはぜひこころに留めておいてください。
・幼少期 親に対して秘密を持つ ? 成長(仲間意識や耐性力)
・思春期 親との世界 VS 友人との世界 ? 成長(自立への道)
なぜ動けなくなるの?
実は、動けないということは特別なことではありません。人は何かに取り組むときに生じるストレスを、小さいうちに解決することができれば動き続けられますが、我慢してやり続けたり、無視してやり続けたりすると動けなくなってしまいます。
ではどんなストレスを抱えていると動けなくなるのでしょう?
ストレスには、マイナスの面とプラスの面があります。疲労感や挫折感、失敗に対する不安や恐怖などはマイナスの面といえ、これらが過度になると人は動けなくなります。ストレスのプラスの面というのは、人が行動するときの動機づけになります。期待や理想、完璧主義などがプラスのストレスといえます。しかしこれらも、過度になるとわたしたちには重荷になり、最終的に動けなくなってしまう可能性があります。
それでは、実際に動けなくなる子がどのような気持ちを感じているか、性格傾向か、説明していきます。
(1)限界を超えた疲労感
自分の意見・気持ちをなかなか言えない子、断れない子、やさしい子などは我慢しがちな傾向にあります。このような子どもたちは、自分の気持ちを自分の奥底にどんどん追いやっていきます。つまり自分の中に溜めこむのです。自分の中にある溜めこむ場所は実際には目に見えませんが、決して無尽蔵ではなく、限界があります。そしてそこに達してしまったとき、動けなくなります。心の中にとても重たい重たい重石を抱え込んでいる状態です。
このようなときはとにかく休ませてあげましょう。そしてやさしい気持ちでいたわってあげましょう。「今まで良くがんばってきたね」「もう無理しなくてもいいよ」「ゆっくり休もうか」など家族のあたたかい気持ちで、子どものため込んだ気持ちをゆっくり溶かしてあげましょう。
(2)大きすぎる期待・高すぎる理想(他者から)
家族や先生から大きすぎる期待をかけられている子も動け
なくなる可能性があります。それは期待という見えない重
石が身体中にぶら下がっている状態です。自分が大きな石
や鉄の塊をぶら下げていると想像してみてく
ださい。
あるいは自分の子どもが自分にぶら下がっている状態を想
像してみる、または実際にぶら下がってもらってもいいか
もしれません。その状態で前に歩いてみてください。前に
進んで歩くのはむずかしいでしょう。歩けたとしても、すぐに休みたくなってしまうと思います。
期待が大きすぎて動けないことがわかったら、期待をはずしてあげましょう。それがむずかしかったら、その子が生まれてきたときのことを思い出してください。きっと生まれてきてくれたことだけで幸せを、感謝を感じたと思います。それを思い出してください。
(3)高すぎる理想(自ら)・完璧主義
(2)とは反対に自分で高すぎる理想をもってしまう子もいます。それも動けなくなる理由の一つになります。高すぎる理想は同時に「・・・あらねばならない」という考えとセットになっていることが多いからです。この「・・・あらねばならない」が強ければ強いほど動きが制限されてしまいがちです。
このような場合は、その理想を否定するのではなく、まず受け止めて、それに近づくためには何が必要か、目標を少しずつ低くすることをしてあげてください。階段をひとつずつ降りる感じです。そうすると、それが自分の理想につながっていることもわかっていますし、今取り組むことが一番低い目標になりますので実行しやすくなります。
完璧主義な子も動けなくなる可能性があります。「完璧にできないくらいならやらない方がマシ」という考え方です。これは次の「(6)失敗体験に弱い」とも関連しています。
(4)挫折感
挫折感を感じたときも人は動けなくなります。このときはまずゆっくり休ませてあげましょう。
この場合むずかしいのは、再チャレンジができるかどうかです。尻込みしてしまう可能性もありますので、急かさないようにしましょう。
(5)頭で考えすぎる=石橋を叩きすぎて壊してしまうタイプ
考えすぎる子どもも動けなくなる可能性があります。またこういう子はあまり動かずじっとしている傾向にあります。
このような子は、声を出す、家事を手伝う、その場足踏みなどでもいいので運動をするなど、からだを動かすことが助けになります。からだを動かすと頭が空っぽになるという経験をみなさんもお持ちだと思います。最初は親子で一緒にやってみるというのもいいでしょう。
(6)失敗体験に弱い
失敗が恐ろしい子も動けなくなる可能性があります。失敗する自分の姿を想像しただけで動けなくなる子もいます。こういう子には自分が成功しているイメージを誘導してあげるといいでしょう。
失敗というのは、行動した結果だということを伝えていきましょう。失敗した結果ではなく、行動に起こしたことを褒めてください。それからその行動のプロセスを一緒に振り返って、やり直すといいでしょう。そうすることで、失敗することに対しての恐怖が減少していき、少しずつ自信がついてきます。
また失敗は悪いことではなく、失敗が成功を生むという体験(喜劇で元気プロジェクトなど)ができるといいでしょう。みなさん(親)の失敗体験を話してあげるのも勇気づけになります。
(7)身を守るものが動きを制限する場合がある
何がしかの問題を抱えた子どもの中には、自分の身を守るために目には見えない防具のようなもの(鎧とか盾とか壁のようなもの、図1、2)を装備する子もいます。それが重装備であればあるほど、実は行動を制限するものにもなってしまいます。
しかしその防具は、目に見えない分わかりにくいと思います。
ひとつの目安として、第五段階の再活動希望期(p37)に入ったものの行動になかなか結びつかないときに、もしかしたらそのような場合が考えられます。そのようなときは、母親や父親が提案するだけでなく、一緒に行動もするとよいでしょう。なぜなら母親や父親が防具の役目を果たしてくれるからです。それを続けていくことで重装備な防具をはずしていくことができます。
【対応策】
a.今の状態に気づく。
b.ストレスの解消の仕方、回避の仕方を練習する。
c.少しがんばって動いて達成感を得る。
d.新しい方法を身につける。
以上のような対応策がありますが、なかなか難しいかもしれません。できるだけ早く専門家の手を借りましょう。
以下のようなことに注意して対応しましょう。一番大切なことは慌てないことです。落ちついて対応してください。
(1)観察する
サインとして表れたものが身体の調子が悪いのか、一時的なものかどうか、一日中だけか、数日間続いているのか、様子を見ましょう。
(2)全体的包括的に見る
表れているサインだけに注目するのでなく、子どもの生活全般について見ましょう。
食欲はどうか、口数はどうか、友人関係に変化はあるかなど、多角的に見ましょう。
(3)他の人の印象を聞く
自分だけの思い過ごしなのか、家族や学校の先生に様子を聞き参考にしましょう。
特に学校では、昼休みや授業と授業の間の休み時間の様子が大切です。
(4)専門家に相談する
自分の中の不安が強い、よくわからないときは専門家に相談しましょう。
子どもに対する自分の不安やとらえ方が整理でき、安心につながります。
※成長の一過程で出てくる場合もあります。神経質になり過ぎないようにしましょう。
子どもへの問いかけの方法
疑問を感じたら一度子どもに聞いてみましょう。そのときの聞き方は、「お母さんには○○(例.食欲が落ちている)のように見えるけど、最近何かあった?」と自分が感じていることとして聞いてみましょう。そのときに子どもがどんな表情で、どんな答え方をしたかもヒントになります。たとえば返事をせず黙ってしまう、あるいは怒りだしたときは、その可能性があります(人は急所をつかれると怒りだす傾向にあります)。
その可能性があると感じた場合は、できるだけ早くカウンセラー、学校の先生などの専門家に相談してください。身体の病気と同じで早く対応することがとても重要です。
カウンセリングの中でのサインの例
最後にカウンセリングの中で出会ったサインの例をご紹介します。箱庭と絵画の例です。
?箱庭で表現した子
・ビル火災の屋上に人形を置く・・・取り残された自分と逃げ場がないことをサインとして表現
・戦争の場面を置く・・・自分の中にある大きな葛藤をサインとして表現
・お墓を置く・・・今の自分から新しい自分に生まれ変わりたいことをサインとして表現
?絵で表現した子
・「先生を画いて」という依頼にゴジラを画いた子・・・先生が
とても怖いことをゴジラというサインで表現する
以上のように子どもたちはいろいろな形で自分の気持ちを表現します。
ウソをつく子 見栄をはる子
「ウソをつく」ことと「見栄をはる」ことはとても関連しています。過度に見えっぱりな子(カッコをつける子)ほどウソをつく傾向にあります。
「見栄をはる」ことはウソにつながる可能性を秘めています。見栄をはる傾向のある子の場合、まず親自身が「見えっぱり」かどうか振り返るのが早道です。
親があまりに「見えっぱり」の場合、それを真似るか逆に嫌う傾向にあります。見栄をはるとき、そのためにがんばるなら、それもいい動機づけになりますが、そうでない場合は見栄をはり続けるために結果的にウソをつくことになります。一度ウソをつくとその段階からウソをつき続けなければいけなくなり、結果的に本人も苦しくなり、最終的にはウソがバレてしまい、ひどい場合には信頼関係が崩れるというマイナスな結果を生みだします。
中にはウソをつくことをやめたいと思っても、「見栄(カッコつけたい)」が邪魔をしてやめられないという悪循環におちいっていく場合もあります。
なぜ見栄をはるのか?
見栄をはる理由はおおよそ下記のようなものが考えられます。
(1)モデルがいる(親が見えっぱりなど)
(2)自信がないけど、それを悟られないようにしたい
(3)気が小さいから大きく見せたい
どう対応したらいいか?
(1)の場合は親が自分の行動をまず振り返りましょう。子どもにやめてほしい場合は、親自身が見栄をはり失敗した経験を話したり、子どもの前では見栄をはることをやめることが効果的です。
(2)、(3)の場合は自尊感情を育てることに取り組んでみましょう。そのためには子どもが何かしたときには必ず出来た事や良かった過程を褒めていきましょう。そうすることで自尊感情が育ち、いい意味で「自分は自分」と思えるようになり、自分が小さいとか大きいとかなどが問題にならなくなります。
どんなときにウソをつくの?
・実行できていないとき(行動しなかったとき)
・自分をよく見せたいとき(カッコつけたいとき)? これが見栄をはるとき
・本人がウソと思っていないとき
・怒られるという不安や恐怖があるとき
・その場から逃れたいとき
・人のために行動したとき
・悪意のあるとき
上記のことがよくみられることだと思います。ただ最初からウソをつこうと思ってついた子はいません。たとえば親から聞かれて返事をしたとき思わず「うん」と答えてしまい、それでその場がしのげてしまったという体験を持ち、「ウソをつくことで困った状況を脱することができた」という成功体験をしたわけです。その後同じように困った状況におちいったとき、過去の成功体験を無意識のうちに思い出して、ウソをついてしまうのです。
どう対応したらいいか?
では、子どもがウソをついたとき、どのように対応したらいいのでしょう。
まずよほど悪質なウソでない限り頭ごなしに怒らないでください。先に頭ごなしに怒られてしまうと、萎縮してそれ以上話せなくなる子が今の時代多いからです(耐えられる強さのある子は逆の順番でもOKです)。ウソをつくには必ず理由があります。その理由を聞いてから怒るのではなく、注意あるいは叱りましょう。
≪対応方法≫
・なぜウソをついたか理由を聞く
・ウソをつくことで手に入れようとしたもの(目的)を聞く
・ウソをつくメリット・デメリットを考えさせる
・注意する、叱る
・親も自分のことを振り返る
〔日常の中で意外に子どもの前でウソを言っている親が多く(例:家では嫌いな人の悪口を言っているのに、外に出ると同じ人のことを賞賛しているなど)、子どもはそれを冷静に見ており矛盾を感じながらも、一番身近な大人である親がしているので、自ずと身につけていきます。〕
子どもがウソをつく外的要因を考える
子どもがウソをつくとき、子どもを取り巻いている環境が影響している場合があります。あまりに子どもがウソをつくようでしたら、一度彼らを取り巻く環境に目を向けてみましょう。
・交友関係
・親としての自分(たち)の言動
・親としての自分(たち)が子どもに期待していること
秘密とウソ
ウソと関係しているものに「秘密」があります。この「秘密をもつ」ことは幼少期、思春期における成長にとても大きな役割を果たします。このウソと秘密を見分ける方法は、当たり前ですが、ウソは話しますけど、秘密は話しません。そして秘密は友だちと共有される場合が多いのが特徴的です。このことはぜひこころに留めておいてください。
・幼少期 親に対して秘密を持つ ? 成長(仲間意識や耐性力)
・思春期 親との世界 VS 友人との世界 ? 成長(自立への道)
なぜ動けなくなるの?
実は、動けないということは特別なことではありません。人は何かに取り組むときに生じるストレスを、小さいうちに解決することができれば動き続けられますが、我慢してやり続けたり、無視してやり続けたりすると動けなくなってしまいます。
ではどんなストレスを抱えていると動けなくなるのでしょう?
ストレスには、マイナスの面とプラスの面があります。疲労感や挫折感、失敗に対する不安や恐怖などはマイナスの面といえ、これらが過度になると人は動けなくなります。ストレスのプラスの面というのは、人が行動するときの動機づけになります。期待や理想、完璧主義などがプラスのストレスといえます。しかしこれらも、過度になるとわたしたちには重荷になり、最終的に動けなくなってしまう可能性があります。
それでは、実際に動けなくなる子がどのような気持ちを感じているか、性格傾向か、説明していきます。
(1)限界を超えた疲労感
自分の意見・気持ちをなかなか言えない子、断れない子、やさしい子などは我慢しがちな傾向にあります。このような子どもたちは、自分の気持ちを自分の奥底にどんどん追いやっていきます。つまり自分の中に溜めこむのです。自分の中にある溜めこむ場所は実際には目に見えませんが、決して無尽蔵ではなく、限界があります。そしてそこに達してしまったとき、動けなくなります。心の中にとても重たい重たい重石を抱え込んでいる状態です。
このようなときはとにかく休ませてあげましょう。そしてやさしい気持ちでいたわってあげましょう。「今まで良くがんばってきたね」「もう無理しなくてもいいよ」「ゆっくり休もうか」など家族のあたたかい気持ちで、子どものため込んだ気持ちをゆっくり溶かしてあげましょう。
(2)大きすぎる期待・高すぎる理想(他者から)
家族や先生から大きすぎる期待をかけられている子も動け
なくなる可能性があります。それは期待という見えない重
石が身体中にぶら下がっている状態です。自分が大きな石
や鉄の塊をぶら下げていると想像してみてく
ださい。
あるいは自分の子どもが自分にぶら下がっている状態を想
像してみる、または実際にぶら下がってもらってもいいか
もしれません。その状態で前に歩いてみてください。前に
進んで歩くのはむずかしいでしょう。歩けたとしても、すぐに休みたくなってしまうと思います。
期待が大きすぎて動けないことがわかったら、期待をはずしてあげましょう。それがむずかしかったら、その子が生まれてきたときのことを思い出してください。きっと生まれてきてくれたことだけで幸せを、感謝を感じたと思います。それを思い出してください。
(3)高すぎる理想(自ら)・完璧主義
(2)とは反対に自分で高すぎる理想をもってしまう子もいます。それも動けなくなる理由の一つになります。高すぎる理想は同時に「・・・あらねばならない」という考えとセットになっていることが多いからです。この「・・・あらねばならない」が強ければ強いほど動きが制限されてしまいがちです。
このような場合は、その理想を否定するのではなく、まず受け止めて、それに近づくためには何が必要か、目標を少しずつ低くすることをしてあげてください。階段をひとつずつ降りる感じです。そうすると、それが自分の理想につながっていることもわかっていますし、今取り組むことが一番低い目標になりますので実行しやすくなります。
完璧主義な子も動けなくなる可能性があります。「完璧にできないくらいならやらない方がマシ」という考え方です。これは次の「(6)失敗体験に弱い」とも関連しています。
(4)挫折感
挫折感を感じたときも人は動けなくなります。このときはまずゆっくり休ませてあげましょう。
この場合むずかしいのは、再チャレンジができるかどうかです。尻込みしてしまう可能性もありますので、急かさないようにしましょう。
(5)頭で考えすぎる=石橋を叩きすぎて壊してしまうタイプ
考えすぎる子どもも動けなくなる可能性があります。またこういう子はあまり動かずじっとしている傾向にあります。
このような子は、声を出す、家事を手伝う、その場足踏みなどでもいいので運動をするなど、からだを動かすことが助けになります。からだを動かすと頭が空っぽになるという経験をみなさんもお持ちだと思います。最初は親子で一緒にやってみるというのもいいでしょう。
(6)失敗体験に弱い
失敗が恐ろしい子も動けなくなる可能性があります。失敗する自分の姿を想像しただけで動けなくなる子もいます。こういう子には自分が成功しているイメージを誘導してあげるといいでしょう。
失敗というのは、行動した結果だということを伝えていきましょう。失敗した結果ではなく、行動に起こしたことを褒めてください。それからその行動のプロセスを一緒に振り返って、やり直すといいでしょう。そうすることで、失敗することに対しての恐怖が減少していき、少しずつ自信がついてきます。
また失敗は悪いことではなく、失敗が成功を生むという体験(喜劇で元気プロジェクトなど)ができるといいでしょう。みなさん(親)の失敗体験を話してあげるのも勇気づけになります。
(7)身を守るものが動きを制限する場合がある
何がしかの問題を抱えた子どもの中には、自分の身を守るために目には見えない防具のようなもの(鎧とか盾とか壁のようなもの、図1、2)を装備する子もいます。それが重装備であればあるほど、実は行動を制限するものにもなってしまいます。
しかしその防具は、目に見えない分わかりにくいと思います。
ひとつの目安として、第五段階の再活動希望期(p37)に入ったものの行動になかなか結びつかないときに、もしかしたらそのような場合が考えられます。そのようなときは、母親や父親が提案するだけでなく、一緒に行動もするとよいでしょう。なぜなら母親や父親が防具の役目を果たしてくれるからです。それを続けていくことで重装備な防具をはずしていくことができます。
【対応策】
a.今の状態に気づく。
b.ストレスの解消の仕方、回避の仕方を練習する。
c.少しがんばって動いて達成感を得る。
d.新しい方法を身につける。
以上のような対応策がありますが、なかなか難しいかもしれません。できるだけ早く専門家の手を借りましょう。
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